茂林寺(館林市)|分福茶釜とたぬき参道、里沼「祈りの沼」でパワーチャージ

「たぬき寺」として有名な茂林寺(もりんじ)。でも実際に行ってみると、ただの“かわいいスポット”で終わらないんです。

室町〜江戸へつながる由緒の厚み、境内に残る黒門(応仁2年)の渋い存在感、そして、寺の北側に広がる里沼(SATO-NUMA)の構成文化財「茂林寺沼及び低地湿原」。ここまで揃うと、もう“観光”というより体験型の歴史フィールド

この記事では、茂林寺をパワースポット視点歴史ガチめ視点の両方から、御朱印・ご利益・伝承・文化財・周辺観光までまとめて案内します。

茂林寺の基本情報(まずここだけ押さえよう)

  • 名称:曹洞宗 青龍山 茂林寺(せいりゅうざん もりんじ)
  • 所在地:〒374-0033 群馬県館林市堀工町1570
  • 電話:0276-72-1514
  • 公式サイト:曹洞宗茂林寺 公式ホームページ
  • 拝観時間:午前9時~午後4時(宝物拝観)
  • 定休:火曜・水曜・木曜(年末年始等は変動の可能性があるので要確認)
  • 宝物拝観料:おとな300円/こども150円(割引設定あり)
  • 最寄り:東武伊勢崎線「茂林寺前駅」から徒歩約7分

拝観・定休日の詳細は公式案内がいちばん確実です:拝観のご案内

電車・車の行き方は:交通案内

創建・由緒を“時代背景ごと”味わう(室町から続く骨太ストーリー)

茂林寺の核は、観光パンフの一言では収まりません。公式の寺伝では、開山は大林正通(だいりん しょうつう)。応永33年(1426年)にこの地へ来住し、小庵を結んだことが始まりとされます。

そして応仁2年(1468年)。青柳城主赤井正光(照光)が深く帰依し、広大な寺領を寄進して堂宇を建立、ここで「青龍山茂林寺」と号します。つまり茂林寺は、室町の動乱期に“地域権力と信仰”が結びついて成立した、かなりリアルな歴史の現場なんです。

さらに、大永2年(1522年)には後柏原天皇の綸旨(勅願寺)を賜り、江戸期の寛永19年(1642年)には徳川家光の朱印状も下賜。宗教施設としての格と、地域での存在感が段階的に積み上がっていく流れが見えます。

由緒の要点は公式の「茂林寺の歴史」にまとまっています:茂林寺の歴史

分福茶釜は“ただの昔話”じゃない(ご利益の原点がここ)

茂林寺といえば、やっぱり分福茶釜(ぶんぶくちゃがま)。でもここ、ポイントは「たぬきが茶釜に化けた」だけじゃありません。

寺伝によれば、元亀元年(1570年)、千人法会の大規模な法要で湯釜が必要になったとき、守鶴(しゅかく)和尚が一夜で茶釜を用意。しかもその茶釜は、いくら湯を汲んでも尽きない。守鶴はこれを「福を分け与える 紫金銅分福茶釜」と名付け、喉を潤す者は開運出世・寿命長久など八つの功徳に授かる、と語ったといいます。

“分ける福”という発想がいいんですよね。自分だけじゃなく、周りにも巡っていく福。だから茂林寺は、恋愛成就というよりは、もっと生活に根ざした開運・仕事運・家運の色が濃いパワースポットとして刺さります。

分福茶釜の寺伝は公式ページで読めます:文福茶釜と茂林寺

パワースポット視点で歩く茂林寺(効くポイント、ちゃんとある)

1)参道に並ぶ21体のたぬき像=「迎えの結界」

総門(黒門)から山門(赤門)へ続く参道には、たぬき像がずらり。公式案内では21体が参拝者を出迎えるとされています。こういう“並び”って、雰囲気づくり以上に、歩く人の気持ちを切り替えるスイッチになるんですよね。

境内案内:境内のご案内

2)守鶴堂=物語の中心人物を祀る「核」

分福茶釜をもたらした守鶴和尚は、守鶴堂に祀られています。しかも公式説明で「当山鎮守大菩薩」として祀られると明記されています。伝説の登場人物が、そのまま信仰の中心に“着地”しているのが茂林寺の強さ。

3)茂林寺沼=里沼「祈りの沼」の静けさがガチ

寺の北側には、里沼(SATO-NUMA)の構成文化財「茂林寺沼及び低地湿原」。ここは昭和35年(1960年)に群馬県天然記念物に指定され、水生植物や湿原植物などが育つ“里沼の原風景”が残る場所として紹介されています。

派手な“映え”より、足を止めた瞬間にスッと気持ちが落ち着くタイプのパワースポット。寺の歴史と自然環境が、同じ土地で折り重なっているのが最大の魅力です。

4)ラカンマキ=魔除けの名木(地味に良い)

境内(本堂右手)にある茂林寺のラカンマキは、葉先が尖っていることから魔除けとして植えられたと伝えられています。樹高14m、幹回り2.85m、枝張りも大きく、里沼の見どころとしても紹介されています。

茂林寺のラカンマキ(SATO-NUMA)

建築美と見どころ(“年代が見える”寺は良い)

茂林寺は、建築の年号がはっきりしていて、歩きながら時代を飛べるのが良いところ。

  • 総門(通称 黒門):応仁2年(1468年)建立
  • 山門(通称 赤門):元禄7年(1694年)建立
  • 本堂:応仁2年建立、享保12年(1727年)に改築し現在へ(本尊は釈迦牟尼仏)
  • 聖観音:元禄期の寄進由来が明記され、時代の空気が残る

それぞれの説明は公式の境内案内が読みやすいです:境内のご案内

御朱印について

御朱印は、参拝の“記録”であり、信仰の“約束”でもあります。茂林寺で御朱印を希望する場合は、基本的に拝観受付(宝物拝観の受付)で相談するのがスムーズです。

注意点はここ。

  • 拝観は9:00〜16:00火・水・木は定休(まずここで詰まる人が多いです)
  • 法要・行事等で対応が変わることもあるので、心配なら事前に電話が確実

拝観時間・定休日の公式案内:拝観のご案内

ご利益(茂林寺は「開運×現実」タイプ)

茂林寺のご利益を一言でいうなら、「福を分けてもらい、現実を良くする」方向。

  • 開運招福:分福茶釜の寺伝がそのまま核
  • 出世・仕事運:寺伝に「開運出世」の功徳が明記
  • 長寿・健康:「寿命長久」の功徳が語られる
  • 厄除け・魔除け:ラカンマキの伝承、鎮守としての守鶴信仰

“お願い”の前に、参道から本堂までをゆっくり歩いて、呼吸が整った状態で手を合わせる。これだけで体感が変わります。

神話・伝承(たぬきは“境界を越える”存在)

分福茶釜の物語は、ただのユーモアじゃなくて、昔の人の世界観が詰まってます。

たぬき(狢)は、古くから「化ける」「境界を越える」存在として語られてきました。人と動物、現実と不思議、日常と祭り。その間を行き来する存在が、寺の伝承の中心にいる。だから茂林寺は、“現実の悩み”にも入り込んでくる感じがあるんです。

寺伝がしっかり読める公式ページ:文福茶釜と茂林寺

文化財・文化的価値(里沼×寺院=館林の核)

茂林寺の価値を一段上げているのが、寺単体ではなく、周辺の沼群と一体で評価されている点です。

館林市は「里沼(SATO-NUMA)—『祈り』『実り』『守り』の沼が磨き上げた館林の沼辺文化—」として日本遺産に認定されており、茂林寺周辺もその重要な構成要素として紹介されています。

アクセス情報(電車・車、迷わない版)

電車

  • 東武伊勢崎線「茂林寺前駅」から徒歩約7分

車(高速利用)

  • 東北自動車道「館林IC」から案内ルートあり(公式の交通案内参照)
  • 公式交通案内:交通案内

駐車場

FAQ(よくある質問)

Q1. 拝観料は必要?参拝だけでも入れる?

A. 境内参拝は可能ですが、分福茶釜など宝物を拝観する場合は拝観料が必要です(おとな300円/こども150円)。詳細:拝観のご案内

Q2. 休みはいつ?行ったのに閉まってた…を防ぐには?

A. 宝物拝観は火・水・木が定休、拝観は9:00〜16:00です。行事等で変動もあり得るので、心配なら事前に電話が確実です:拝観のご案内

Q3. 御朱印はもらえる?どこでお願いする?

A. 基本は拝観受付で相談するのがスムーズです。定休や行事日を避け、対応可否を現地で確認してください(不安なら事前連絡推奨)。

Q4. 分福茶釜は実物が見られる?

A. 本堂北側の一室に安置されていると公式の境内案内に記載があります。宝物拝観の範囲でご覧ください:境内のご案内

Q5. 茂林寺沼は散策できる?どれくらい時間がかかる?

A. 散策用の資料(PDF)や案内が用意されています。短時間でも歩けますが、湿原の季節の表情を楽しむならゆっくりがおすすめ:祈りの沼・茂林寺沼散歩(PDF)

Q6. 坐禅会や年中行事はある?

A. 毎月第3日曜日の坐禅会(午前6時〜)や、新年参禅会、七福神めぐりなどが公式で案内されています:行事のお知らせ・周辺案内

周辺観光ルート・モデルコース(半日/1日/春の花シーズン)

半日コース(“寺+里沼”で整うコース)

  1. 茂林寺(参道〜本堂〜守鶴堂、宝物拝観)
  2. 茂林寺沼及び低地湿原(短め散策、静けさで回復)
  3. 時間があれば、里沼散策マップも活用:祈りの沼・茂林寺沼散歩(PDF)

“とにかく癒されたい日”は、この半日で十分満たされます。

1日コース(歴史・文化まで深掘りする館林満喫)

  1. 午前:茂林寺(宝物拝観まで)
  2. 昼前:茂林寺沼及び低地湿原(里沼を歩く)
  3. 午後:つつじが岡公園(館林市)(城沼周辺も含めて散策)
  4. 夕方:群馬県立館林美術館(静かな鑑賞時間)
  5. 余力があれば:向井千秋記念子ども科学館(家族連れにも強い)

館林の観光情報をまとめて拾うなら:館林市観光協会

春の花シーズン(つつじ×寺の“良い日帰り”)

  1. 午前:茂林寺(混む前に回る)
  2. 昼:館林中心部へ(観光情報・飲食探しは 館林市観光協会 が便利)
  3. 午後:つつじが岡公園(毎年4月上旬〜5月上旬に「つつじまつり」)

ちなみに、館林市公式では令和8年(2026年)4月からつつじまつりの入園料改定のお知らせも出ています。お出かけ前にチェック推奨:つつじまつり入園料改定のお知らせ

まとめ:茂林寺は「福を分けてもらう」ための場所。次の週末、行ってみよう

茂林寺のすごさは、伝説が“観光用の飾り”で終わらず、守鶴堂分福茶釜として信仰に落とし込まれているところ。そして、その北側に祈りの沼(茂林寺沼)が広がり、静けさがちゃんと効いてくるところ。

御朱印をもらって、参道を歩いて、最後に沼の風を吸う。これだけで「よし、また頑張ろう」ってスイッチが入ります。

Googleマップ(開く):茂林寺の場所をGoogleマップで確認

正式名称 青龍山茂林寺
住所 群馬県館林市堀工町1570
電話番号 0276-72-1514
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