「こぶ観音って、名前からしてもう気になる…!」と思って調べ始めたら、子宝の話とこぶ(瘤)を取る話の“二刀流”伝説が出てきて、しかも鎌倉時代(1204年)創建という歴史ガチ勢案件でした。
ここでは、群馬県邑楽町の石打こぶ観音(明言寺)を、由緒・時代背景・伝説・パワースポット性・御朱印・行事・周辺観光まで、読み物としても面白く、現地でも迷わないようにまとめます。
石打こぶ観音(明言寺)ってどんな場所?まずは基本情報
| 名称 | 石打こぶ観音(明言寺) |
|---|---|
| 住所 | 〒370-0604 群馬県邑楽郡邑楽町石打237-1 |
| 電話 | 0276-88-1728 |
| 公式サイト | 石打こぶ観音(明言寺)公式 |
| 宗派 | 曹洞宗 |
| 拝観の目安 | さくっと30分〜/御朱印・祈祷込みで60〜90分 |
創建と由緒|1204年創建、戦国期再興…“祈りの系譜”が長い
石打こぶ観音は、公式情報では元久元年(1204年)に開山と伝わります。時代で言うと鎌倉の初期。武士の世が固まり、各地で信仰の拠点が整い始めるころです。
その後、永禄17年(1574年)に龍泉院(二世)によって再興とされ、現在は曹洞宗の寺院として護られてきました。歴史って、ただ古いだけじゃなく、途切れそうな時代を越えて“戻ってきた信仰”に熱が宿るんですよね。
巡礼文化の“番札所”でもある
ここは観音信仰の巡礼とも関わりが深く、両野三十三観音霊場 第六番(宝暦4年・1754年設立の霊場)や、上州三十三観音霊場 第十番(平成11年・1999年から)といった札所の位置づけも語られています。
つまり、ただの“地元の観音さま”ではなく、広域の祈りのネットワークにも組み込まれている場所、というわけです。
伝説が強い|「子生(こぶ)観音」と「瘤(こぶ)観音」ふたつの物語
1)子宝・安産につながる「子生(こぶ)観音」伝説
まずひとつめ。昔、子に恵まれなかった夫婦が観音さまに祈り、授かった子がいた——という話から始まります。旅の僧が「その子は観音の子」と告げ、観音像を授けたとも伝わり、その子はのちに成長して武者となり、やがて出家してこの地に庵を結んだ…という流れです。
この系譜から、ここは「子が生まれる」=子生(こぶ)観音として信仰され、子宝・安産・子育ての祈願が厚くなっていきました。
2)“こぶを取る”「瘤(こぶ)観音」伝説
もうひとつが、いわゆる“こぶ取り”系の霊験。江戸期のころ、顔に大きな瘤ができた商人がここで願掛けをし、夢の中でお告げを受けた通りに祈ったら、こぶが取れて治った——と伝えられます。
ここが面白いのは、単に医療的な話としてではなく、信仰として「身体の“こぶ”」だけじゃなく「心や人生の“ひっかかり(こぶ)”」まで一緒に軽くしていく場として語りやすいところ。だから今も、厄落とし・悩みの整理・節目の参拝にもハマるんです。
パワースポットとしての見どころ|“こぶ”を落とし、“福”を乗せる
「こぶ=不要なもの」を手放す、という発想が強い
パワースポットって、人によって感じ方が違います。でも石打こぶ観音は、物語自体が分かりやすい。瘤=重荷、子宝=未来の芽。この二つが共存するので、願いの方向性がはっきりします。
- 体調面:できもの・腫れもの・健康祈願
- 生活面:厄落とし、悩みの整理、再スタート
- 家族面:子宝・安産・子育ての見守り
功徳日(ご利益が深い日)を狙うという“歴史派ムーブ”
寺院案内では、1月17日・2月17日・3月17日・6月17日・7月17日・10月17日・11月17日・12月17日などが、功徳日(霊験が深い日)として紹介されています。特に毎月17日は縁日なので、まずはここを覚えておくと参拝計画が立てやすいです。
参拝のしかた|初めてでも落ち着いてお参りできるコツ
寺院参拝は「これが絶対」というより、丁寧に向き合うことが一番の正解です。迷ったらこの流れでOK。
- 境内に入ったら深呼吸(気持ちを切り替える)
- お線香・お賽銭は無理のない範囲で
- お願いは「こうなりたい」だけでなく「こう行動する」も添える
- 最後に一礼して退出(“いただいた”気持ちで)
御朱印|受付場所・時間・楽しみ方
御朱印は、案内では受所で授与され、時間は8:00〜16:00とされています(変更の可能性もあるので、遠方からの方は事前確認が安心)。
- ポイント:縁日(17日)は混みやすいので、時間に余裕を
- 持ち物:御朱印帳、(雨の日は)ビニールカバーがあると安心
- マナー:参拝後にいただく/静かに待つ
ご利益|願い別に“刺さる”ポイントを整理
- 瘤取り・健康:できもの、腫れ、体調の節目の祈願
- 子宝・安産:授かり、安産、母子の健康、子育て守護
- 厄落とし:停滞感を抜けたい、流れを変えたい、再出発
- 家内安全:家族が穏やかに過ごせるように
願いが複数あるときは、全部盛りでもOK。ただし最後に「優先順位」を自分の中で決めて、言葉を整えると、参拝の満足度が上がります。
行事・縁日|毎月17日のにぎわいと、坐禅・写経会という“本気体験”
石打こぶ観音の目印は、やっぱり縁日:毎月17日。さらに1月17日・8月17日は祭典として、露店などで特ににぎわうと案内されています。
祈祷(ご祈祷)を受けたい人へ
案内では、祈祷は毎日2回行われ、申込の締切時刻(例:10:15/13:45)が示されています。また、お盆時期や年末など、祈祷ができない期間の案内もあるため、目的が祈祷の場合は公式情報の確認がおすすめです。
坐禅会・写経会|“静けさ”を持ち帰れる体験
イベント案内では、坐禅会(月2回・日曜朝)や、写経会(月1回・日曜午前)の開催が紹介されています。観光で行く寺でも、こういう“体験が開かれている”場所って、空気が違うんですよ。いわゆるパワースポットの「強さ」が、静けさの質として伝わってきます。
行事案内:曹洞禅ナビ(石打こぶ観音/明言寺)
午年の大開帳(次回予定)
案内では、午年の春に大開帳があり、次回は令和8年(2026年)春予定とされています。タイミングが合うなら、これ以上ない“節目参拝”になります。
文化財的価値・文化の厚み|「霊験」だけじゃなく、地域の暮らしに根づく
石打こぶ観音の価値は、いわゆる“映える建築”だけでは測れません。ここは、
- 鎌倉期に始まると伝わる長い歴史
- 江戸期の霊験譚(瘤取り)というストーリーの強さ
- 縁日17日を軸にした人の往来(門前のにぎわい)
- 三十三観音霊場の札所としての巡礼文化
こういう要素が積み重なって、“地域の信仰インフラ”として今に続いています。
地元観光・地場産業と一緒に楽しむ|参拝+「おうらのうめぇもん」
参拝の満足度を上げるなら、周辺の“土地の味”もセットにしちゃうのが正解です。邑楽町は、観光パンフでも特産がまとめられていて、たとえば農産物や加工品の直売所、そば文化などが紹介されています。
あいあいセンター(直売+食堂)
地元の新鮮野菜や特産品が揃い、さらに食堂もあるスポット。観光の寄り道として強いです。
邑楽町の農畜産物(ブランド白菜など)
町の案内では、秋冬白菜のブランド「邑美人(むらびじん)」や、夏のニガウリ(ゴーヤ)などが紹介されています。お土産選びの“根拠”があるのって嬉しい。
公式:邑楽町の農畜産物について
アクセス情報|電車・車・駐車場の目安
案内では、最寄り駅として東武小泉線「西小泉駅」からタクシー利用の目安(約15分)などが示されています。車なら、周辺道路から入りやすい立地です。
- 開門・参拝目安:境内は朝から、堂内は8:00〜17:00目安
- 駐車場:案内では約350台とされています(縁日は混雑注意)
FAQ(よくある質問)
- Q1. 「こぶ観音」って、子宝の“こぶ”なの?瘤(こぶ)なの?
- A. 両方の伝承が語られています。子宝・安産につながる子生(こぶ)観音の話と、瘤が取れたという瘤(こぶ)観音の霊験譚があり、だからこそ願いの幅が広いのが特徴です。
- Q2. 御朱印はいつもらえる?
- A. 案内では8:00〜16:00に受所で授与とされています。縁日(17日)は混みやすいので、時間に余裕を見て行くのが安心です。
- Q3. 縁日(毎月17日)は何があるの?
- A. 毎月17日が縁日で、特に1月17日・8月17日は祭典としてにぎわう案内があります。露店などが出る日もあるため、観光目的ならこの日を狙うのもおすすめです。
- Q4. 祈祷(ご祈祷)を受けたい。予約は必要?
- A. 祈祷は日によって申込締切時刻や受けられない期間が案内されています。確実に受けたい場合は、事前に公式情報で確認しておくと安心です。
- Q5. 「石打こぶ観音の石」はどこにある?パワーストーン的なやつ?
- A. 公式案内では、よく質問されるものの「そういう石はありません」と注意喚起が出ています。現地では“石探し”より、伝承と参拝体験に集中するのが満足度高めです。
- Q6. 春におすすめの季節は?
- A. 周辺には桜や藤の名所が多く、参拝とセットで楽しみやすいです。特に多々良沼公園は桜や藤棚が公式に紹介されています。
周辺観光ルート・モデルコース(半日/1日/春の花めぐり)
半日コース(3〜4時間)|参拝+直売+展望で“ちょうど良い”
1日コース(6〜8時間)|東毛の名所を“花と伝説”でつなぐ
- 石打こぶ観音(明言寺)(朝いち参拝が静かでおすすめ) 公式サイト
- 県立多々良沼公園(湖畔散策・季節の花) 公式サイト / 邑楽町の公園案内
- 群馬県立館林美術館(自然の中の美術館で一息) 公式サイト
- 茂林寺(分福茶釜の伝説寺。空気が“寺の本気”) 公式サイト
- 館林市 つつじが岡公園(季節が合えばつつじ・城沼散策) 公式サイト
春の花めぐりコース(桜〜藤〜つつじ)|“映え”じゃなく“厚み”で刺す
- 多々良沼公園(桜と藤棚の季節が強い) 公式サイト / 邑楽町の案内
- 石打こぶ観音(明言寺)(縁日17日に合わせるのもアリ) 公式サイト
- つつじが岡公園(つつじの名所。公園ガイドも充実) 公式サイト
- 館林市観光協会(季節イベントの確認に便利) 公式サイト
「こぶ」を落として、次の自分で帰ろう
石打こぶ観音は、“お願いごとを叶える場所”であると同時に、自分の中の引っかかりをほどく場所でもあります。子宝・安産を願う人にも、悩みや重荷を軽くしたい人にも、ちゃんと受け皿がある。
せっかく行くなら、縁日(毎月17日)や、タイミングが合えば坐禅会・写経会など、「体験」まで踏み込むと、記憶に残る参拝になります。
そして帰り道は、あいあいセンターで地元の味をひとつ。そういう“土地ごと持ち帰る”旅、かなり良いです。
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