足利・徳正寺のまゆ玉市|280年続く伝統行事に込められた願いと熱気をレポート

❤️ はじめに — 「まゆ玉市」って知ってる?

1月の足利。寒さが厳しくなる頃に、まるで春の訪れを告げるかのように、人々が集まり、にぎわいを見せる伝統行事があります。

それが 「まゆ玉市」。

栃木県足利市の本城にある徳正寺で毎年1月13日に開催されるこの行事は、なんと280年の歴史を持つと言われています。

この記事では、

✔︎ まゆ玉市の由来と歴史
✔︎ 現地の様子(写真あり)
✔︎ ご利益と信仰について
✔︎ アクセス・注意点
✔︎ 初詣を兼ねた参拝のすすめ

を写真とともにレポートします!

🏯 まゆ玉市とは?──養蚕から商売繁盛の願いへ

まゆ玉市の始まりは1739年(元文4年)。
虚空蔵菩薩を祀る徳正寺の虚空蔵堂が修復された際に始まった行事で、当初は養蚕農家が「蚕や繭が無事に育つように」と願って参拝していました。

しかし、時代が移り変わるにつれて足利の織物業の発展とともに、次第に

「商売繁盛」
「家内安全」

を祈願する行事へと姿を変えていきました。

赤と白の幕が張り巡らされた境内には、露店のような雰囲気もあり、にぎやかな中にも敬意と祈りが感じられます。

🧧「まゆ玉」を買う意味とは?

境内で売られているのが、このお祭りの名物 「まゆ玉」。

もともとは繭を模した飾りで、色とりどりの小さな団子や繭型の飾りがついています。


これを家に持ち帰って飾ることで、

✔︎ 無病息災
✔︎ 商売繁盛
✔︎ 五穀豊穣
✔︎ 家内安全

を願うのが習わしです。

🙏 虚空蔵菩薩とは?

徳正寺の本尊として祀られている虚空蔵菩薩(こくうぞうぼさつ)は、智慧と福徳を授けるとされ、特に丑年・寅年の守り本尊として信仰を集めています。

この日は、堂内に入りきれないほど多くの人々が順番に参拝し、手を合わせていました。

📷 現地の様子をレポート!

写真から伝わる臨場感をどうぞ。


→ 赤い屋根と装飾が美しい本堂には、「虚空蔵菩薩」の大きな文字が掲げられ、祈願の雰囲気が高まります。


→ 堂内には仏具、太鼓、花、蝋燭が整然と並び、静かな祈りの空間が広がっていました。


→ お札やお守りなどを焚き上げる火が境内に焚かれ、煙が立ちのぼる様子は、まさに「願いが天に届く」瞬間。


→ 境内外では、僧侶の方々が托鉢を行っていました。静かに響く「南無虚空蔵菩薩」の唱和は印象的。


→ 境内には参拝客の列ができ、地域の方や観光客が寒さの中でも笑顔で過ごす様子が見られました。

🪷 徳正寺について — 浄土宗の古刹と「虚空蔵尊」

足利市本城にある**徳正寺(とくしょうじ)**は、浄土宗に属する由緒ある寺院で、阿弥陀如来を本尊としています。

しかし、特に地域の人々の信仰を集めているのが、境内にある**「虚空蔵堂(こくうぞうどう)」に祀られる「虚空蔵尊(こくうぞうそん)」**です。

この虚空蔵尊は、知恵・記憶・福徳を司る仏として古くから親しまれ、とくに丑年・寅年生まれの守り本尊としても知られています。

毎年1月13日に開かれる「まゆ玉市」は、この虚空蔵尊への祈願として始まり、現在では商売繁盛・家内安全・学業成就など、さまざまな願いを込めて多くの参拝者が訪れます。

📍 アクセス・開催情報

開催日:
毎年1月13日(午前9時~午後6時頃)

場所:
徳正寺(足利市本城3丁目2090)

電話番号:
0284-21-5797(徳正寺)

アクセス:
・JR両毛線 足利駅より車で約10分
・東武伊勢崎線 足利市駅より車で約10分
・北関東道 足利ICより約15分
・東北道 佐野藤岡ICより約35分

駐車場:
専用駐車場はなし。近隣の有料または観光駐車場を利用。

💡 ワンポイント情報

✔︎ 虚空蔵菩薩は「知恵を授ける」仏様として、受験生にも人気の信仰対象。合格祈願で訪れる人も多いです。

✔︎ まゆ玉は1年の福を呼び込む縁起物。毎年飾り、古いものは次の年に焚き上げるのが習わしです。

✔︎ 露店こそありませんが、地域密着型の手作り感ある素朴な行事としても人気です。

✨ おわりに — 伝統を“感じに行く”価値

徳正寺のまゆ玉市は、派手さや大規模な催しがあるわけではありません。
けれど、そこには280年以上、地元の人々が大切にしてきた信仰と暮らしの息吹があります。

✔︎ 無病息災や商売繁盛を願いたい
✔︎ 静かに手を合わせる時間がほしい
✔︎ 地元の文化に触れてみたい

そんな方にはぴったりの行事です。

次の1月13日。
ぜひあなたも、まゆ玉を手に、今年の願いを徳正寺で託してみてはいかがでしょうか。

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